文字での会話に自動で応答するプログラムの総称。シナリオ型(決められた選択肢)とAI型(自由な文章に応答)があり、生成AIの登場でAI型の実用性が一気に高まった。
Webサイトの右下に出てくる「何かお困りですか?」がチャットボットです。長らく主流だったのは、あらかじめ用意した選択肢を辿らせるシナリオ型。想定外の質問には「わかりかねます」を返すしかなく、正直ちょっと残念な存在でした。
生成AIの登場で状況は激変しました。自由な文章を理解し、自社の資料に基づいて答えるAI型チャットボット(RAG構成)が、中小企業でも手が届くコストで作れるようになったのです。「よくある質問の一次対応はボット、複雑な相談は人間」という分業が、いまの現実的な設計です。
シナリオ型は電話の自動音声ガイダンスの文字版で、作った範囲の外には一歩も出られません。その代わり回答が暴走しない安心感があります。AI型は自由質問に強い反面、事実と違う回答(ハルシネーション)への対策——参照資料を渡すRAG構成や、答えられない質問の線引き——が設計の勘所になります。
実務では両者のハイブリッドが増えています。定型の手続き案内はシナリオで確実に、フリー入力の相談はAIで柔軟に、という役割分担です。
まず「何を答えさせたいか」の資料整備が9割です。FAQや手順書が整っていないままボットを入れても、答えの素材がないので賢くなりません。逆に資料さえあれば、ノーコードのボット作成サービスからAPIでの本格開発まで、予算に応じた選択肢があります。
当サイトの「AI司書」も、サイト内の資料だけを根拠に答えるチャットボットの実例です。動くものを触ると設計のイメージが掴めます。
ChatGPTは汎用のAIチャットサービス、チャットボットは特定の用途(顧客対応など)向けに作られた会話プログラムの総称です。最近はChatGPTと同じ技術を頭脳に使ったチャットボットが主流になっています。
ノーコードのボット作成サービスなら月数千円〜、自社資料に基づき回答する本格的なAI型でも、規模によっては月数万円程度から実現できるようになっています。
用語を覚えるより、ストーリーで体感するほうが早い。