人間のような汎用の知性・意識を持つAIが「強いAI」、特定の仕事をこなす道具としてのAIが「弱いAI」。現存するAIはすべて弱いAIに分類される。
哲学者ジョン・サールが提起したこの区分は、AIを語る上での基本の物差しです。「強いAI」は心や意識を持つ仮説上の存在で、SF映画のAIはだいたいこちら。「弱いAI」は翻訳や画像認識など、特定の課題を解く道具としてのAIです。
ChatGPTがどれだけ流暢でも、分類上は「弱いAI」です。ただしLLMは「特定の課題」の幅が異様に広く、従来の弱いAIの枠をはみ出し始めました。この中間地帯を指す言葉として汎用人工知能(AGI)の議論が盛り上がっている、というのが現在地です。強い/弱いの区分を知っていると、「AIに意識はあるか」系の議論を整理して聞けるようになります。
用語を覚えるより、ストーリーで体感するほうが早い。