COMIXAI吉川 聡史
しくみ・技術めもりきのうMemory

メモリ機能とは?

DEFINITION — ひとことで言うと

AIが会話をまたいでユーザーの情報や好みを覚えておく機能。「毎回自己紹介からやり直し」を解消する一方、何を記憶されているかの管理も新しい習慣として必要になる。

LLMは本来、会話が終われば全部忘れる「記憶喪失体質」です。会話の中でだけ有効な作業机(コンテキストウィンドウ)しか持ちません。メモリ機能は、その外側に「ユーザーごとのノート」を用意し、名前・仕事・好みの文体などを書き留めて次回の会話に持ち越す仕組みです。

「私は営業職で、資料は箇条書き派」と一度伝えれば以後の回答が最適化される——使い込むほどAIが自分に馴染む体験の正体がこれです。一方で、意図せず記憶された情報が残り続けることもあるため、設定画面で記憶の中身を確認・削除する習慣もセットで。育てる楽しさと、棚卸しの管理は表裏一体です。

用語を覚えるより、ストーリーで体感するほうが早い。